聖書箇所:マタイの福音書1章23節/イザヤ書7章14節
2023年12月3日(日)10時〜
アドベントが始まりました。
インマヌエルと呼ばれたイエス誕生の預言についてお話します。
イエス・キリストの誕生は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人がまだ一緒にならないうちに、聖霊によって身ごもっていることが分かった。
夫のヨセフは正しい人で、マリアをさらし者にしたくなかったので、ひそかに離縁しようと思った。
彼がこのことを思い巡らしていたところ、見よ、主の使いが夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。
マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。」
このすべての出来事は、主が預言者を通して語られたことが成就するためであった。
「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。
ヨセフは眠りから覚めると主の使いが命じたとおりにし、自分の妻を迎え入れたが、
子を産むまでは彼女を知ることはなかった。そして、その子の名をイエスとつけた。
マタイの福音書 1章18~25節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
1. マリアの妊娠 <マタイとルカの福音書に登場しイエスの誕生前の事を書く>
a マリアはヨセフと婚約中。
b 二人が性的に交わる前に、聖霊によって妊娠する。
2. ヨセフの反応
a ヨセフは正しい人物。
b マリアを公に恥じさせたくないため、関係を密かに解消しようと考える。申命記22章23節~30節
律法によると死罪にあたる可能性があるため思案する。
3. 神の使いの指示
a 神の使いが夢に現れ、ヨセフにマリアを妻として迎えるよう指示。
b その子(イエス)が民を罪から救うと告げられる。
4. 聖書の預言の成就 イザヤ7章14節
それゆえ、主は自ら、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。 イザヤ書 7章14節
a 「処女が身ごもって男の子を産む」という古い預言の成就。
預言より700年~750年に成就した。
b その子の名前は「イエス」とされ、「インマヌエル」(神が私たちとともにおられる)とも呼ばれる。
イエスという名前は、モーセの後継者ヨシュアのギリシャ語訳「イエスース」からきています。ヘブル語では「イエシュア」で、「主は救い」を意味します。その救いとは「第二のモーセ」を指しているようで、ヘロデが死ぬまでそこにいた。これは、主が預言者を通して、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と語られたことが成就するためであった。マタイ福音書 2章15節
連想ゲームではありませんが、関連性を思う御言です。
5. ヨセフの行動
a ヨセフは指示に従い、マリアを妻として迎え入れる。
b イエスが生まれるまで、マリアと性的関係を持たない。
c 子の名前をイエスと命名。